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国宝の梵鐘 [にしざわの釣鐘]

国宝の梵鐘

円覚寺 
神奈川県鎌倉市山ノ内 409 
鎌倉時代作北条家の永遠の繁栄を願って鋳造 國光の作りでは一番大きい。     
円覚寺の梵鐘は、1301年(正安3年)の刻銘のあるもので、「洪鐘」(おおがね)と呼ばれている。
銘文は、西澗子曇(せいかんすどん)が撰している。
総高259.4センチメートル、口径142センチメートルで、鎌倉時代の代表的な形態を表している(鎌倉で最大の梵鐘)。
円覚寺12-600.jpg円覚寺5-520.jpg

http://www.kokuho.tokyo/category1/entry6.html


建長寺
神奈川県鎌倉市山ノ内 8 
北条時頼が国家安泰を願って鋳造。著名な鋳物師重光の作である。
建長寺の梵鐘は、1255年(建長7年)、関東の鋳物師の筆頭であった物部重光によって鋳造されたもの。
建長寺開基の北条時頼が大旦那となり、開山の蘭渓道隆が銘文を撰している。
総高208.8センチメートル、口径124.3センチメートルで、平安時代の作風を踏襲している。
建長寺4-520.jpg建長寺15-520.jpg

https://sites.google.com/site/kamakuratetyokentyoji/home/kentyoji-bonsho


剣神社
福井県丹生郡織田町金栄町  奈良時代作   
劔神社の梵鐘には神護景雲四年(770)の銘文があり、現存する銘のある梵鐘では日本で三番目に古いもので、第49代光仁天皇の奉納と伝えられている。
総高 109.9cm 身幅 88.5cm  口径 73.9cm 口厚 5.8cm
剣神社1-520.jpg剣神社11t-350.jpg

http://tutuji.com/tsurugi/keidai10.htm


佐川美術館
滋賀県守山市水保町北川2891
平安/858
口径に比べて丈が著しく高く、肩以下はほとんど直線をなし、極めて狭長な形態である。
竜頭は簡潔なつくりで、笠形は圏線はないが中央を薄く盛り、周りを強く刳る。
直線的した珍しい梵鐘 比叡山延暦寺の銘がある。
総高115.7 竜頭高19.7 笠形高4.5 肩以下高97.0 
口径55.3 撞座径9.7 撞座中心高23.9 口厚4.7 (㎝)
重文指定年月日:19060414、国宝指定年月日:19531114
佐川美術館1t-520.jpg佐川美術館3-400.jpg

http://www.sagawa-artmuseum.or.jp/plan/2014/08/post-48.html


平等院 
京都府宇治市宇治山田 59   平安時代
平等院の梵鐘は、鳳凰堂と同じ頃の鋳造と推定されている。
全面に天人、獅子、唐草文様などの繊細な浮き彫りを施した他に例を見ない鐘で国宝に指定されている。
古くより、「姿(形)の平等院」、「声の園城寺」、「銘の神護寺」、「勢の東大寺」と称され、神護寺、三井寺の梵鐘とともに日本三名鐘の一つに数えられる。
裾の広がりが優美な巨鐘 鐘全体の文様が素晴らしい。
実物は平等院ミュージアム「鳳翔館」に収蔵されている。
平等院2-500.jpg平等院15t-800.jpg

http://www.carillon.co.jp/byodoin.htm


妙心寺 
京都市右京区花園妙心寺町
国宝。奈良の当麻寺の鐘と共に最古の梵鐘( 598年作)
698年(文武2)の鋳造と日本最古の梵鐘で、吉田兼好の『徒然草』にも記されている名鐘。
昭和48年までは妙心寺境内の鐘楼に吊るされていたが、現在は保存のため法堂内に安置されている。
妙心寺1-520.jpg妙心寺14-400.jpg

https://kanko.city.kyoto.lg.jp/detail.php?InforKindCode=4&ManageCode=1000211


神護寺 
京都府京都市右京区梅ヶ畑高雄町5
神護寺の鐘楼は、1623年(元和9年)の建立。
楼上の梵鐘は、875年(貞観17年)に鋳造されたもので国宝。
序詞(じょことば)を橘広相、銘文を菅原是善(菅原道真の父)、揮毫は藤原敏行の手による銘文が刻まれている。
序、銘、書のいずれも当代一流の者によることから「三絶の鐘」と称された。
神護寺2-500.jpg神護寺16t.jpg

http://www.carillon.co.jp/jingoji.htm


当麻寺 
奈良県北葛城郡当麻町 1263   
奈良時代 
當麻寺の東門を入ってすぐ、左手に見える鐘楼は奈良時代前期の梵鐘が懸けられています。
ひび割れがあるもの、白鳳時代の鋳造当初の姿をとどめています。
笠形には圏条はないが、段を付して内外に分かち、外周近く二カ所に湯口をとる。
総高150.6 龍頭高26.7 笠形高7.6 肩以下高116.3 撞座中心高39.7 
口径(南北)82.1 (東西)86.6 笠形径59.4 撞座径16.0 口唇厚5.2 (㎝)

当麻寺2-520.jpg当麻寺4-300.jpg

http://www.taimadera.or.jp/about/facilities/bonsyo.html


東大寺  
奈良県奈良市雑司町40
奈良時代、「大仏の大鐘」として知られ重さ 26トンある。国宝。
梵鐘は、大仏開眼供養が行われた752年(天平勝宝4年)に製作されたもので、中世以前の梵鐘としては最大のもの(高385㎝、口径271㎝)。
修理銘により1070年(延久2年)と1096年(永長元年)に地震によって墜落し、1239年(延応元年)には龍頭が切れて転落しているが、その都度修理されていることが判明している。
東大寺鐘楼t-800.jpg東大寺2-800.jpg

https://narakanko-enjoy.com/?p=8715


興福寺 
奈良県奈良市登大路町48番地
興福寺の子院観禅院(かんぜんいん)に伝来したもので、撞座(つきざ)の位置が高く、龍頭(りゅうず)と撞座(つきざ)が平行に取りつけられていることなど、奈良時代の特徴が認められます。
銘文に神亀4年(727) とあります。
興福寺3-400.jpg興福寺1.jpg

https://narakanko-enjoy.com/?p=17475


栄山寺
五條市小島町503番地
高さ157.4cm、口径89cm、青銅製。4面に菅原道真の撰、小野道風の書と伝えられる陽祷の銘文があります。龍頭の精巧なこと、鐘身の美しさも含めて、京都神護寺、宇治平等院の鐘とともに日本三名鐘の一つとされています。
銘文から延喜17年(917年)の製作とわかる。藤原武智麻呂の5世の孫である藤原道明と道明の伯父の橘澄清によって寄進されたもので、当初は山城道澄寺にあった。
栄山寺01-520.jpg栄山寺15t-400.jpg

http://www.city.gojo.lg.jp/www/contents/1146042671983/


観世音寺 
福岡県太宰府市観世音寺五丁目6番1号
奈良時代。京都・妙心寺鐘、奈良・当麻寺鐘等とならぶ日本最古の梵鐘の一つと考えられている。
本鐘の正確な鋳造年次は不明であるが、戊戌年(西暦698年)の銘を有する妙心寺鐘と同じ木型を用いて鋳型を造った兄弟鐘と推定されている。
昭和28年11月14日、文化財保護法に基づき国宝に指定。
観世音寺3-600.jpg観世音寺12-400.gif

https://blogs.yahoo.co.jp/bmtbq254/12708056.html


西光寺
福岡市早良区内野2丁目7−13
総高136.3cm、口径77.5cm。鐘身に陽鋳された銘文により承和6年(839年)の作と判明する。
銘文から製作年代が分かる日本の梵鐘のうち5番目に古いものである。銘によれば伯耆国鴨部郷(鳥取県西伯郡南部町鴨部)の金石寺の梵鐘として造られた。
西光寺1-400.jpg西光寺12t-520.jpg

http://www.kokuhoworld.com/kk64.html




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